アメリカでアスレチックトレーナーになるには?

日本ではまだまだ知名度がないアスレチックトレーナーですが、本場アメリカでは看護師や理学療法士などの準医療従事者と同じ様に様々な場面で活躍しているのがアスレチックトレーナーです。ですのでどうせなら華やかな本場アメリカで学びたい、どうせならアメリカで就職したいという様な人もアスレチックトレーナーになりたい人には多いのではないでしょうか?
アメリカでアスレチックトレーナー資格を取得できるのかどうかについて考えてみます。

アメリカでのアスレチックトレーナーのポジション

アメリカでは看護師などと同じ様に資格に対しての具体的な業務内容が記されています。つまり日本の様に資格を取ったというのに雑用の仕事をさせられるという様な事は無いという事です。
業務内容はトレーニングやプログラムの作成、安全なプレー環境の確保、防具の選択やフィッティング、メンテナンス、栄養・薬剤指導などの障害の予防やリスクマネジメント、ケガや病気を素早く認知し迅速に医療機関へと繋げる、リハビリテーション、プロ選手の育成などです。非常に多岐に渡った業務が用意されております。ですからもちろん社会的地位もそれに応じて高いものが用意されております。

NATAとは

ナショナルアスレチックトレーナーズアソシエーション、略してNATAという組織があり、こちらが認定するアスレチックトレーナーになれれば正式なアスレチックトレーナーとして世界のどこでも通用するでしょう。
NATAはミズーリ州カンザスシティにおいて発足された組織であり、元はマッサージやホメオパシーなどを行っていたアスレチックトレーナーが協力して1950年に誕生しました。1990年にはアメリカ医学会に認められ、健康管理の専門職の一員と認知されました。
現在ではとても難易度の高い資格となっており、最低でもアスレチックトレーナー教育プログラムを組んだ大学卒業と認定テストに合格する事を必要とされます。また、3年間で80時間の継続教育を受ける必要もあります。
ですのでアメリカでアスレチックトレーナー資格を取得するのであれば、アメリカのアスレチックトレーナー資格を取得できる教育プログラムを受講した上で試験に合格しなければなりません。まずは大学卒業を目的とする必要があります。
ただ非常に信頼性の高い資格でありますので、苦労して留学して頑張る価値は十分にあるといえるでしょう。