保険業界は激務っていうけれど本当の所はどうなの?

保険業界というと、多くの方が激務であるというイメージを持っているのではないでしょうか。実際に求人情報を見ていても、非常に多くの求人が出ています。激務であるがゆえに離職率が高いのだろうと思ってしまいますよね。
そこで今回は保険業界で働いている人の実態について考えてみました。

特に激務の印象のある保険の営業

保険業界が激務であるという印象を作り出しているのは、大半は営業職にあるといえるでしょう。保険の営業というと生保レディーをまず思い浮かべるかと思います。が、生保レディーの離職率の高さはしょっちゅう求人を募集している所を考えてみれば分かると思いますが、非常に高いです。
保険業界の営業職の何が辛いかというと、給与を高くしようと思えば契約数を増やすしかなく、契約が取れた場合の歩合を換算しないと基本給だけでは給与は低い点でしょう。
また契約が取れてなんぼの世界によくある様に、人間関係は決して良いものではありませんし、契約を取るためにどうしても自分にウソをつかなければならなくなります。やはり人間正直に生きるのが一番楽なので、ウソをつき続けなけらばならないというのは非常にストレスがたまります。そして次第に疲弊し、やめてしまうケースが多いのです。
そして次第にこの昔からある営業方針でやっている大手の保険会社の営業パターンが時代に適合しなくなってきている事も業界に軋轢をもたらしています。近年増えてきた保険ショップが押してきており、大手保険会社は改革を迫られていますが、守りには強いが攻めには弱い大企業の特色そのままに、いざ営業職を改革しようとしても組合の反発に遭い頓挫してしまったりと改革に着手できている企業はありません。

今後益々厳しくなる保険業界

今後人口の減少や外資系企業の存在感が増す事などがあり、益々保険業界は厳しい戦いに身を置かざるを得なくなっていくでしょう。
今でもそうですが、外資系の保険会社はある程度の期間が過ぎるとフルコミッション契約となる事が多く、契約が取れなければ収入が無いという状態になりやむなく離職していく社員が非常に多いです。また家族や友人に契約を強いるように強制されたりなどの話もよく聞きます。
非常に毎日がハードな業界である事は間違いありません。