セラピーとは

セラピーの対象は、大きく分けると3つあります。一つは肉体を対象とするセラピー、もう一つは心のセラピー、3つ目が目に見えない魂を対象としたエネルギー系のセラピーです。

この3つのセラピーを具体的にご説明しますと、肉体を対象とするセラピーというのは、具体的には肩こりや腰痛などの改善をする以外に、人間の様々な部位に通じるツボに刺激を与えることで体調を改善させます。作業の内容としては、マッサージなどが中心になります。

心へのセラピーというのは、心に焦点を当てて、心理的な負担を削減して、癒やしを与えるセラピーです。基本的には日々のストレスを感じている人に対してリラクゼーションやストレスの解放、心の負担を削減します。

これらの身心へのセラピーは、セラピストは医師ではありませんので、国家資格を持っていない場合には「治療」をすることは出来ません。これは法律で「患者」への「治療」をすることは、医療行為とされているためで、医療行為は基本的には医師でなければすることが出来ない事になっています。したがってセラピストの仕事は、現在不調になっている状態を良好にするために、身心を癒やすということがその仕事ということと言えます。

そしてエネルギー系のセラピーというのはどういうことかというと、これは気といったエネルギーを使って行いセラピーのことをいいます。ただ、このエネルギー系のセラピーは現代医学では正式には認められていませんし、まだまだ認知度は低いこともあって信頼できないという人もいます。どちらかと言えば、エネルギー系のセラピーはスピリチュアルなところが強調されていることもあり、セラピストが祈念したりすることで、体調が良くなる場合もあり、全くその逆にあることもあって、評価は非常に難しいところがあります。

セラピストの資格について

では、これらのセラピストになるためにはどのような資格が必要なのかタイプ別にチェックをしましょう。

身体へのセラピーとしては、具体的な資格を上げるとあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師などがあります。こちらは国家資格もありますので、その場合は治療をすることも可能です。

精神的なセラピーと魂のセラピーとしては、国家資格はないので、民間資格の取得が中心になります。資格としては次の通りです。整体師、リラクゼーションセラピスト、アロマテラピスト、リフレクソロジスト、エステティシャン、タラソテラピスト、クレイセラピスト、アーユルヴェーダ・セラピスト、介護セラピスト。これらの資格は、民間資格なので、国家資格に比べると取得しやすくなります。

セラピストの資格はこのように多岐にわたりますので、まずは自分がどういうことをしたいのかということを見極めて、それに対応する資格を丁寧に分析して、どれが自分に向いている資格なのか検討しましょう。