アパレル業界はブラックってホント？

アパレル業界に憧れる人は若者を中心として決して少なくはありません。ですがアパレル業界はブラックだという噂があり、その噂を聞きつけて業界へ就職する事を躊躇してしまう人も多い様です。実際の所アパレル業界はブラックなのでしょうか？

アパレル業界の給料の安さは有名です。一般的なアパレル業界の正社員の年収は300万円程度といわれています。一般企業の平均年収は400万円程度ですので、決して給料が良いとはいえません。その上、昨今ではアパレル業界で正社員として働く事も難しく、派遣や契約社員といった働き方になると、更に年収が下がる様です。似た様な年収の職種として、美容師や介護士などがあります。

店舗に入ると、ショップ店員は皆そのブランドのアイテムでコーディネートしているのが目に入ると思います。店員さんのカッコいい着こなしを見て同じものを購入しようと思う事も珍しくありません。ですが店員さんは悲しい事にそれらのアイテムは店舗からもらっているわけではなく、自腹で購入しているらしいのです。もちろんいくらかの割引はあるそうですが、酷い所では毎月数万円程度自腹を強制される所もあるらしく、服の購入代だけでもかなりの出費となります。
似た様な事例で悩んでいる職種として、年賀状やカタロググッズの自腹購入を求められる郵便配達員や売れない分を強制的に購入させられる営業職などが挙げられます。自腹で買わないのはとても辛いですね。

アパレル業界の様に若い女性から人気があり、待遇が悪くても人が集まると経営者は従業員を使い捨ての様に考えがちです。実際ブラック企業的な体質を兼ね備えた企業が多く、「キラキラ系業界」などと揶揄される事もしばしばです。華やかさに憧れて業界に入ってみるものの、実態がとても辛いものである所から、上辺の華やかさにつられて就職して苦労してしまう女性が後を絶たない点が主な要因です。
もしアパレル業界に就職したいと考えているのなら、自分はキラキラとしたみせかけにつられていないかと考えてみるべきです。本当に業界に入りたいのか、入ってしたい事があるのかと自問自答してみましょう。給料が安く、キャバクラやスナックでバイトするアパレル店員も多い様です。決して楽な業界ではない事を就職して後悔する前に頭に入れておきましょう。