外資系企業に勤める人って華やかそうだけれども・・・

外資系企業に勤めていると同窓会などで発すれば、皆に一目置かれるのではないでしょうか。
それだけ外資系企業というのは華やかで高収入な所と思っている人が多いわけですが、実態はどうなのでしょうか。

外資系企業は仕事に対して収入がある

日本企業と外資系企業、何が最も異なるのかというと、日本企業は人に給与を支払うが、外資系企業は仕事に対して給与を支払うという点です。
これは「ドラゴン桜」で有名な三田紀房先生の著作である「エンゼルバンク」に書かれていた事で、日本企業は人の能力に対価を支払っているから普段は余裕を持って仕事をしているが、いざという時にはその能力を100%働かせて仕事に励むからいざという時の危機管理能力が日本企業はとても高く、対して外資系企業はこの量の仕事ができる人という感じで人を雇うので常に100%のパフォーマンスを発揮し続けなければならず、しんどい事をやっている間は高報酬だがそうじゃない部署へ移動した場合には給与は格段に下がり、魅力的じゃないみたいな事を書いていました。
実際その側面は日本にある外資系企業にみてとれますね。確かに高報酬である事が多いですが、反面激務である事は間違いないですし、定年まで安定した収入なんてのは望めません。報酬を得たければ結果を出し続けるしかないというのが現実でしょう。

外資系企業は自分を華やかに魅せるのが得意なだけ?

外資系企業というとフルコミッションの報酬形式をとる所も多くあり、確かに仕事ができる人にはこれ以上ない環境なのかもしれないけれど、そうじゃない人はどうなるの、と思う事もしばしばです。
実際スティーブ・ジョブスですらアップルから追い出された事がありますし、アメリカ映画なんかを観ているとダメな創業者が追い出されるシーンを当たり前の様にみます。こんなデッドオアアライブみたいな空気でずっと生きていくなんてたとえ仕事ができたとしてもきついと考えますよね。
外資系企業はプレゼンの能力が非常に高い所が多いですが、それと同じで華やかにみえるだけなのかもしれません。実態は下からは仕事を奪われそうになり、上からは突き上げられるという非常に過酷な環境にいる人がほとんどでしょう。ブラック企業もびっくりする様な環境が当然の外資系企業に甘い期待を持つのはちょっとやめておいた方がいいのかもしれませんね。