リスクに備えるための保険ですが、保険業界へのイメージはどうでしょうか?一番身近なのは外交員ですが、商品開発にサポート・人事や経理などさまざまな部所があり、それぞれまったく違う働き方があります。もちろん、扱っている商品によっても働き方は変わって来るでしょう。求人自体は多く、転職サイトでもおなじみの存在で、転職活動をするなら一度は目にしたことがありますね。保険業界が気になる方に向けて、ここでは保険業界の業務内容やメリット、向いている人などについてみていきます。

保険業界はどんな仕事をしているの?

営業

基本的には現在入っている保険のアドバイスや提案・販売ですが、個人営業と法人営業に分かれており、すすめる商品や外資系か国内企業かによっても異なります。また、保険会社で直接働いているのか、代理店なのか、仲介人なのかという立場の違いもあり、多彩な働き方があるといえるでしょう。

商品開発部門

その名の通り、新しい保険をつくりだす部門です。企画や開発だけでなく、公官庁の許可を取りに行くといった業務もあり保険に関する膨大な知識を必要とするプロ集団といえるでしょう。

損害調査部門

災害や病気など所定の状態となった場合に、保険金をどれくらい支払うのかを査定する部門です。特に火災保険や自動車保険で活躍します。査定マンとも呼ばれ、重要な任務の1つであり保険会社ならではの仕事といえるでしょう。

資産運用部門

1970年代以降に掛け捨てだけではなく満期返戻金付きの保険が増えたことで、保険会社はより多くの資産を用意しておく必要が出てきました。そのためには集めた保険金だけでは足りず、元手にして金融商品などで運用しています。この仕事を任されているのが資産運用部門であり、金融商品のエキスパートです。

保険業界のメリット

保険外交員は主婦など女性の方が多いイメージですね。国内企業の場合はその通りですが、外資の場合は男性も多く活躍しており、性別はハードルとならないでしょう。基本給にプラスして歩合がつくパターンが多く、個人の頑張りが給与に大きく反映します。トップセールスともなると年収1000万円はザラという世界であり、技術がなくても高学歴でなくてもチャンスが掴める珍しい世界です。金融知識は必須なので、自分の生活に活かしていくこともできるでしょう。また、時間がある程度融通がきくというメリットもあり、子育て中にある病気や学校行事も柔軟に対応できるため、女性の定着率が高い傾向にあります。

どんな人が向いているの?

部門や企業の性質によっても異なりますが、外交員なら多少の社交性は必須でしょう。また、保険商品の特徴としてすすめてもすぐに契約に至らない場合が多くあります。そんな場合でも、粘り強くメリットを説明し、いかにお客様に適した保険かというのをお伝えする力が必要です。もう1つ大切な要素として、聞き上手というのがあります。一方的に話すだけでなく、お客様との会話からお客様自身でも気づいていない問題点や需要を拾い上げることで契約に至るケースも少なくありません。社交性は必須ですが、しゃべり上手である必要はないのです。トップセールスの中にも、話すのはあまり得意でないという方が大勢いらっしゃいます。

これからも必要とされる保険

テクノロジーの変化やTPPなど私達の身の回りは目まぐるしく変化しており、今ある職業が10年後にはなくなっている可能性もあります。そんな中でも保険の需要はなくなることはなく、長期的な視点からも転職先としては最適といえるでしょう。少子高齢化が進み、社会の仕組みが変わっても変わらず働き続けたい方におすすめの職業です。